最終更新日: 2019/06/21 14:45 不惑の年の本当の意味とは?孔子の論語で40歳が不惑と呼ばれる理由も

不惑の年とは40歳や四十路、40代の年齢を指す言葉です。中国の思想家孔子が書いた論語に由来があり、意味は40歳を迎えると人生の指針が定まり迷いなく努力できるという意味になります。今回は不惑の本当の意味とは?といったことのほか、不惑の使い方や例文などについてご紹介していきます。

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不惑の年とは?本当の意味は?

不惑の年とは40歳のことを指す

本

不惑の年とは40歳のことを指します。40歳ごろに迷いがなくなり、自分の進むべき道ややるべきことがわかるようになるという意味です。40歳ちょうどでなくとも、おおむね40代や四十路のあたりの年齢を指すこともあります。

40歳や四十路のほかにも、年齢の区切りをあらわす言葉があります。それぞれに意味があり、年代ごとの人生の状態を知るのに役立ちます。不惑の年は40歳前後ですが、それ以外の年代についても知っておくと良いでしょう。

不惑の年の本当の意味は人生の目標に邁進していること

向上


不惑の年の本当の意味とは、人生の指針を決めて人生の目標に邁進しているというのが本当の意味になります。迷わない、人生のいろいろなことがわかっているという意味ではなく、自分のやるべきことを一心不乱にやり続けるという意味です。

40代になったら、進むべき方向に一心不乱に打ち込めるように30代のうちに指針や方向性を決めておくべきだという意味でも使われます。40歳で全力を出して進めるように、若いうちにやりたいことを定めておくと良いでしょう。

40歳が不惑の年と呼ばれる理由や由来は?

40歳・四十路が不惑の年と呼ばれる理由は迷いが少なくなるから

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40歳・四十路が不惑の年と呼ばれる理由は孔子の論語によると迷いが少なくなるからです。人生の経験が積みあがってきて、状況別の判断が的確にできるようになります。また、これまで努力してきた人は、40歳になると自分が進むべき道がだいたい見えてきています。



進むべき道がある程度定まったら、あとはその方向に向かって努力を進めていけば良いのです。あちこちに余計な気力と体力を使わなくてよくなる年代でもあるので、40歳・四十路は不惑の年と呼ばれます。あくまでも一般論なので、すべての人に当てはまるわけではありません。

40歳・四十路が不惑の年と呼ばれる由来は孔子の「論語」にある

書籍

40歳・四十路が不惑の年と呼ばれる由来は孔子の「論語」にあります。論語とは、中国の思想家である孔子が書いた本です。その中の一節に不惑が出てくる文があり、その一文が由来となっています。以下に参考文を引用しておきましたので、ご参照ください。

意味は、「私は15歳で学問の世界を志し、30歳で独立し、40歳で目標に向かって努力をした。50歳になって天職を知り、60歳になると人の意見を聴けるようになり、70歳になると心のまま行動しても人の道を外れなくなった」という意味です。

吾十有五にして学を志し、三十にして立ち、四十にして惑わず。五十にして天命を知り、六十にして耳順(したが)う。七十にして心の欲する所に従えども、矩(のり)を踰(こ)えず
引用元: コトバンク



また、下記の記事は自分に厳しい人の特徴が書かれた記事です。不惑の年までに目標を定めるには自分に厳しくないといけません。下記の記事は自分に厳しい人の心理やそうなる方法が紹介されているので、ぜひあわせてご覧ください。

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不惑の年の過ごし方や知っておくべき心得は?

40代・不惑の年の過ごし方は方向性を定める過ごし方がおすすめ

方向

不惑の年の過ごし方は、方向性を定める過ごし方がおすすめです。30代までにある程度方向性を定めておくと、40代になって全力で進むべき道に邁進することができます。40代は働き盛りなので、働き盛りのエネルギーの多くを傾けられるように日々努力していくことが大切です。

また40歳までにいろいろな経験を積んでおくことも大切です。積み上げられた経験値によって、状況による判断を的確にできるようになります。体力や知力のロスを防ぐことができるので、効率的に目標の達成ができるようになるでしょう。

40代・不惑の年の知っておくべき心得はあきらめずに続けること

登山

不惑の年の知っておくべき心得は、あきらめずに続けることです。不惑の年に方向性を見定めることができずに、あちこち手を出してはやめてを繰り返すと時間が足りなくなります。方向性を決めたら、多少の困難は克服して粘り強く努力を続けることが大切です。

また40歳は疲れがたまりやすい年代でもあります。疲れとストレスをためすぎないように、適度な休憩とリフレッシュを心がけるようにしましょう。自分の好きなものや趣味、どうすればリフレッシュできるかのデータも蓄えて効率的にリフレッシュできるようになると便利です。